蘭野球事始 ~オランダ野球風説書~

自称日本一オランダの野球に詳しいブログ

ヨーロッパカップ2015 ロッテルダム 大会1日目

2015-06-11 20:12:24 の記事です。

 

先週火曜日6月2日(火)から7日(日)まで6日間行われた、European Cup 2015 Rotterdam。
ヨーロッパ最強クラブを決めるこの大会。ホーム開催のオランダ王者、キュラソーロッテルダムネプチューンズの試合を中心に取材してきました。

大会の結果としては、優勝候補のキュラソーロッテルダムネプチューンズロッテルダムラウンドを突破。8月にパリラウンド優勝、イタリアのCNF・Unipolsai・ボローニャとヨーロッパカップをかけて争うこととなりました。

ここでは大会1日目から最終日までの現地取材の模様を、順次アップロードしていきます。


ロッテルダム・ファミリースタディオン

Pres
大会プレスパス

6月2日(火) 大会1日目 第3試合

KNTU・エリザベートグラード(ウクライナ) 0-12 キュラソーロッテルダムネプチューンズ(オランダ) / 7回コールド
勝:D・マークウェル(ネ) 負:S・シャータプラ(K)

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2004年以来の優勝を狙うネプチューンズの初戦。初戦の相手はウクライナのKNTU・エリザベートグラード。昨年は6–0で下した相手という事もあり、大方の予想はネプチューンズの圧勝。
実際も予想通りの展開となりました。ネプチューンズの2番D・ケンプが大暴れ。ホームランを含む4の4を筆頭に、チーム計12安打の猛攻。投げてもオランダ代表でもエースのマークウェルが5回を2安打と好投。終わってみれば12点差を付けるコールドゲームとなりました。

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1回表、先発マークウェルがKNTU先頭のI・VELIKIIに死球で出塁を許す。一瞬ネプチューンズ側に不穏な空気が漂うも牽制で刺し1アウト。後続も打ち取り、あっさりと初回の守備を終える。

1回裏、試合が動く。ネプチューンズの2番D・ケンプがセンター前で出塁。後続が四球、進塁打の間に2アウト2、3塁で5番R・フェルノーイ。甘く入った低めの変化球をセンター前に打ち返し、ネプチューンズ2点先制。その後も2本のヒットと相手のエラーで2点追加。初回で4-0とリードを広げる。KNTUがマークウェルを攻めあぐねている間にも、ネプチューンズは2回にD・ケンプのホームランを含む3点、4回にも5点と4回までで12–0と大量リード。

5回表にようやくKNTUが初安打。2アウトから死球のランナーを1塁に置き、R・ボイコの三塁線に転がるボテボテの打球をサードのR・レヒトが見送るも切れずに内野安打。その後も、O・マモントフのセンター前で2アウト満塁のチャンスを作るも、K・チュクハスが内野ゴロに終わり追撃出来ず。

ネプチューンズは点差が付いた事もあり、6回から2安打好投のマークウェルに替え、J・ファンアッカーを投入。そのファンアッカーも1イニングのみの登板で、7回にはF・ティマーと交代。次を見据えた継投を見せる盤石の投手リレー。それぞれ三者凡退に抑え、7回コールドでゲームセット。

Rotterdam Familiestadion
ロッテルダム・ファミリースタディオン外観