蘭野球事始 ~オランダ野球風説書~

自称日本一オランダの野球に詳しいブログ

WPT 2015 日本 決勝トーナメント第1戦 vs キュラソー

2015-08-01 02:11:38 の記事です。

 

7月23日(木)決勝トーナメント第1戦 vs キュラソー

キュラソー 14-5 日本
勝:ライデル・イサベラ(キュラソー) 負:山本 竜也(日本)

日本先発メンバー
1・サード 庄野 雄斗 大阪体育大・3
2・レフト 三矢 大将 大阪産業大・3
3・キャッチャー 木村 侑輝 大阪体育大・4
4・ショート 田村 強 大阪体育大・4
5・ファースト 上田 哲平 関西国際大・3
6・DH 畑 涼介 関西国際大・3
7・ライト 堅田 啓太郎 大阪体育大・2
8・セカンド 木戸地 一希 大阪体育大・4
9・センター 小中 悠平 天理大・4
ピッチャー 山本 竜也 天理大・3

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決勝トーナメント1回戦。予選を3位で通過した日本相手はキュラソー。大会レギュレーションが少し複雑な事もあり、初戦にさえ勝てば次の試合に敗れても決勝進出の可能性は残ります。初戦コールド勝ちした相手という事もあり、期待が高まります。

決勝トーナメント表



2回裏、日本が猛攻を仕掛けます。4番田村がヒットで出塁すると、続く上田、畑がバント。共に相手キャッチャーが捕球を焦りファンブル、どこにも投げられず0アウト満塁のチャンスを作ります。大チャンスでバッターボックスには、2年生ながら唯一全試合先発で出場している7番の堅田。その堅田のセカンドゴロの間に田村が還り、日本が先制。続く木戸地のショートゴロを相手がエラーする間にもう一点追加。9番小中のセーフティースクイズで更に追加点。0対3と序盤にリードを広げます。

前回同様、日本圧勝ムードが漂い始めた時、突如キュラソーの猛攻が始まりました。3回表にキュラソーの英雄、レヒトのレフト前を皮切りに3連打で2点を返します。続く4回表にも日本の外野陣のまずい守備もあり2点を追加。4対3と簡単に試合をひっくり返します。先発の山本はこの回までで降板。4イニングを被安打6、失点4。マウンドを次の與座に託します。しかしその與座もなかなか悪い流れを止められず。5回表には1ヒット、2エラーで1点。また6回表にはこの日好調のキュラソー8番、レヒトの二塁打で更に1点、6対2と徐々に点差を広げられます。

日本も直後の6回裏、1アウト2、3塁からこの日8番に入ったキャプテン木戸地の2点タイムリーで6対4と詰め寄るも、キュラソーの勢いが止まりません。

7回表、5回からマウンドに上がっている與座を打ち崩し、打者8人で一挙5点。被安打5に加え、パスボール、守備のミスとこれまでの試合同様、なかなか勢いづいた相手を止める事が出来ません。結局7回終了時点で11対5とし、完全に試合を決めました。その後も8回表に1点、9回表に2点を加えられて14対5。日本は最後までキュラソー先発のライデル・イサベラを打ち崩せず試合終了。

初戦で大勝した相手に気の緩みが出たのか、最後まで良い所を出せず。この敗戦で、完全に決勝進出の望みが断たれた結果となりました。

総評

波があるキュラソーに綺麗にのまれました。初戦に大勝していたので、この試合も大勝とまではいかなくとも、勝利は堅いのかと思っていました。選手自身も心のどこかでそう思っていたようです。

しかし結果はキュラソーの大勝。キュラソーの方がこの試合にかける意気込みが強かったのだと思います。今大会はオランダ同様、キュラソーにとっても大変意義のあるものでした。先にも述べましたがオランダとの交流事業という事もあり、毎試合キュラソーメディアによる中継が組まれていました。その大会で惨敗は出来ない、その意地が出たのでしょう。


いつも楽しそうに仕事をするキュラソーメディア

キュラソーに負け決勝進出が無くなった日本はこの2日後、チャイニーズ・タイペイとの4・5位決定戦が予定されていました。しかし結局雨で中止。チャイニーズ・タイペイと同率の4位で大会を終えました。キュラソー戦から一日オフを挟み、連戦続きだった選手はチャイニーズ・タイペイ戦に向けてリフレッシュ。最終戦へ向け調整をしていました。気持ちも切り替え、当日も試合前ノックまで終えた時点で中止が決定。なんとも言えない大会の終わり方になりました。


チャイニーズ・タイペイ戦に向け調整中の田村凌太郎投手


とにかく明るい日本チーム
左から小中悠平外野手、木戸地一希内野手、木村侑輝捕手

今大会日本チームは環境の適用に、少し時間がかかっていたように感じました。海外での試合どころか、ほとんどの選手が初海外。気候も食事も住環境も普段とは大きく違い、また外国人選手の動くボールやリーチの長さ、日本とのストライクゾーンの違いにも戸惑っていたようです。当然国際大会はそのようなものなのですが、「次々と出てくる目新しさに心奪われているうちに終わった。」、そんな様子でした。

彼らはまだ大学生なので今後も社会人、プロと海外で野球をする機会もあると思います。時代の流れを考えても、野球外で海外旅行・出張と、海外との関係切って切り離せないものになるでしょう。この経験を生かして、何事にも物怖じしない国際人になってくれる事を願っています。

WPT 2015 日本 第4戦 vs オランダ

2015-08-01 02:00:28 の記事です。

 

7月22日(水) 第4戦 vs オランダ

日本 1-2 オランダ
勝:ジム・プルーヘル(オランダ) 負:坂本 龍聖(日本)

日本先発メンバー
1・サード 庄野 雄斗 大阪体育大・3
2・レフト 三矢 大将 大阪産業大・3
3・キャッチャー 木村 侑輝 大阪体育大・4
4・ショート 田村 強 大阪体育大・4
5・DH 上田 哲平 関西国際大・3
6・セカンド 木戸地 一希 大阪体育大・4
7・センター 堅田 啓太郎 大阪体育大・2
8・ファースト 原田 和舞 関西国際大・4
9・ライト 小中 悠平 天理大・4
ピッチャー 中川 一斗 天理大・2

オランダ先発メンバー
1・サード ドゥウェイン・ケンプ(キュラソーネプチューンズ
2・ショート スタイン・ファンデルメールキュラソーネプチューンズ
3・ライト ダニー・ロンブリー(ファエッセン・パイオニアーズ)
4・DH ジアニソン・ブークハウト(キュラソーネプチューンズ
5・キャッチャー ダシェンコ・リカルド(コレンドン・キンヘイム)
6・レフト クリスティアン・ディアス(キュラソーネプチューンズ
7・ファースト ダドリー・レオノラ(コレンドン・キンヘイム)
8・セカンド ケフィン・モスキート(コレンドン・キンヘイム)
9・センター シャルディマー・ダーンチ(キュラソーネプチューンズ
ピッチャー ロブ・コルデマンス(L&Dアムステルダム・パイレーツ)

日本&オランダ国歌

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予選ラウンド最終戦の相手は地元オランダ。夕方の試合という事もあり超満員。観客席には在蘭日本人も数多く見え、始球式は日本でも活躍したオランダ人元K-1ファイターのアーネスト・ホースト。日本語で積極的に話すに日本のファンは驚いていました。

さて、ここまで1勝2敗と負けが先行している日本。ここまで全勝のオランダを倒し、星をタイに持ち込みたい所。

立ち上がりはほぼ互角の内容。日本先発の中川は3回を被安打1、奪三振7の堂々の内容。内に切り込んでくるストレート、低めに集まる変化球にオランダ打線はタイミングが合わず。ただ四球も4つ献上し、ピンチを招く場面も少なからず見られる。ボールになる変化球を上手く使ったリードなので、三振と四球が比例するのも仕方がないところ。オランダとしては追い込まれると分が悪いので、中盤以降は早いカウントから打ちに行きたいところ。

一方、オランダの先発はケビン・ケリー。先発ローテーション通りではオランダのベテラン左腕ディエゴマー・マークウェルのはず。しかし既に首位通過を決めているためマークウェルを温存。リーグでは中継ぎで投げているケビン・ケリーを先発に持ってきました。おそらくケリーを長くても4、5回で替え、残りを1、2回ずつ数人で回して行く模様。

そのケリーは初回3回を被安打無しで切り抜ける。日本の8番原田に、ショート、ファンデルメールのエラーで出塁を許す以外は完璧なピッチング。ゴロにフライに打たせて取るピッチングを披露。中川、ケリー共に好投し、両チーム無得点で3回を終了。

試合が動いたのは4回表、日本の攻撃。1アウトから3番木村がセンター前で出塁すると、相手の守備エラーの間に二塁へ。4番田村がセカンドライナーに倒れ、次は前日のチャイニーズ・タイペイ戦5の4と当たっている5番上田。上田はこのチャンスをしっかり生かし、甘く入った88マイルの直球をレフト前に弾き返し日本が先制。

日本の先制にオランダも黙ってはおらず、直後の4回裏、7番レオノラが1ボールからの2球目をキレイに一二塁間を抜き出塁。デュールスマがレフトフライに倒れた後の9番シャルディマー・ダーンチ。このダーンチはリーグでも代表でも9番センターが定位置。実質1番を勤める事が出来る俊足好打のバッター。1ストライクからの2球目をレフト前に弾き返し、守備エラーの感に、レオノラ、ダーンチ共に進塁、1アウト2、3塁とチャンスを広げます。打順は1番のランプ。レオノラがファーストストライクを安打したように、ランプも初球から積極的に打ちにいきます。三遊間を抜かれ1点を返し同点に追いつきます。失点後ワイルドピッチもあり、1アウト2、3塁とピンチは続くも2番ファンデルメールをセカンドフライ、3番ロンブリーを見逃三振に仕留めチェンジ。オランダを勢いづかせず1失点のみで切り抜けます。

5回以降は両チームともまた沈黙が続きます。日本先発の中川は5回の先頭、左の強打者4番のジアニソン・ブークハウトをショートゴロに打ち取った時点で交代。この試合は早めの継投策を見せ、中川は4回1/3を1失点、8奪三振で今大会初登板を終えました。続いて一昨日のキューバ戦でも好投した田村凌太郎がマウンドに上がります。その田村も5回1アウトから7回1アウトまで、2イニングを被安打ゼロで抑え早々に交代。続く1アウトをキューバ戦にもショートリリーフで登板した服部が取り、2アウトからは同じくキューバ戦以来の坂本が登板。7回を締めます。8回は共に得点圏にランナーを進めるも無失点。いよいよ最終回に突入します。

9回表日本の攻撃は3番の木村から。相対するオランダのマウンドには、8回途中から上がっている左腕のジム・プルーヘル。左投手の少ない近年のオランダ代表において、確実に将来の代表を担う存在です。木村はその初球、ニ遊間を痛烈に抜き出塁。4番の田村もチームプレーに徹し、絶妙に勢いを殺した犠牲バントで木村を二塁に進める。続く上田はセカンドゴロに倒れるも、その間にランナーは三塁へ。2アウト3塁で一打出れば勝ち越しの場面。打席には6番キャプテンの木戸地。完全アウェーの中、一部で起こる木戸地コール。(この木戸地くんだけ、そのキャラクターからか中南米系の熱烈なファンが付いています)2ストライクと追い込まれた3球目、惜しくも外角の変化球を空振りし三振に倒れます。

日本はチャンスを潰した後にピンチを迎えます。先頭でこの大会不調の4番ブークハウトはなんとかセカンドゴロに抑えます。そこでホッとしたのもつかの間、打席にはこの日完璧に抑えていた5番ケンプ。5番ですが長打はあまりなく、怖いのはどういう形であれ塁に出す事。リーグ戦の安打数はリーグ2位、打率はリーグ3位の.369、盗塁は26回中21回成功でリーグ1位、出塁率が非常に高く、安打も四球も、高い確率でイコール二塁打になります。するとそのケンプに三塁線を抜かれます。ケンプは快足を飛ばして楽々と2塁へ。一打サヨナラの大ピンチ。続くはここまで4割近い打率をおさめている6番のデクーバ。バッテリーは四球もいとわずひたすら外を突きます。カウントは2–0とボール先行の3球目。外のストレートに手を出し、センターに打ち上げます。センターの堅田は完全にボールを捕らえていたようですが、突如後方へ追い始めました。フライ自体はキャッチしたものの、完全に体重が後ろに乗った状態での補球。2塁のケンプは迷わずタッチアップ、3塁を目指します。その3塁へ投げた堅田の送球が高めに浮き、投げた瞬間に中継のショート田村が届かない高さとわかると三塁ベースコーチのベン・タイセンは迷わず腕を回します。ケンプも少しでも送球が逸れたら本塁を狙う走塁。完璧なコーナリングで本塁へ突入します。3塁で捕球したサードの庄野も、本塁送球までに少し手間取っていると時すでに遅し。ヘッドスライディングで生還のケンプに沸く観客。オランダのサヨナラ勝ちで3時間を超える熱戦は幕を閉じました。

9回裏オランダのサヨナラ犠牲フライ


勝利のオランダは4戦全勝で予選を首位通過。日本は1勝3敗で、キュラソーチャイニーズ・タイペイと並び、直接対決、得点差などから3位での通過が決まりました。

総評

日本は先発中川の好投が光りました。オランダにとっては予選消化試合でメンバーを若干入れ替えて来たものの、予選3試合平均9.33得点の打線。そのオランダ相手に4 1/3イニング、奪三振8、失点1は上々の出来だったのではないでしょうか。86球での降板でしたので、あと10球ほど少ない投球で4回まで投げ、100球前後で5回まで投げていれば、また状況は変わったかもしれません。ただその後の田村凌、服部、坂本もランナーを塁に出しながらも抑えていたので、結果としてこの継投策は当たりだったと思います。

勝負の分かれ目は、この試合も最後の一本が出なかった事でしょう。試合を決める決定打がなかなか出ない。全体的に安打数が少ない試合で、せっかくセーフティーバントや盗塁と積極的な攻めでチャンスを作っても最後が出ない。それが全ての試合でした。

流れを引き寄せる事が出来ず負けが続いている日本。決勝トーナメント初戦の相手は第1戦でコールド勝ちしたキュラソーキュラソーに勝てばまだ優勝のチャンスはあります。仕切り直しをして、新たな戦いに臨んで欲しいです。

予選最終順位

1. オランダ / 4勝0敗
2. キューバ / 3勝1敗
3. 日本 / 1勝3敗
4. キュラソー / 1勝3敗
5. チャイニーズ・タイペイ / 1勝3敗

WPT 2015 オランダ 第3戦 vs キューバ

2015-07-25 18:43:09 の記事です。

 

7月21日(火) 第3戦 vs キューバ

オランダ 12-7 キューバ
勝:ベリー・ファンドリール(オランダ) 負:ダニー・アギレラキューバ

オランダ先発メンバー
1・セカンド ケフィン・モスキート(コレンドン・キンヘイム)
2・ショート スタイン・ファンデルメールキュラソーネプチューンズ
3・ライト ダニー・ロンブリー(ファエッセン・パイオニアーズ)
4・DH ジアニソン・ブークハウト(キュラソーネプチューンズ
5・キャッチャー ダシェンコ・リカルド(コレンドン・キンヘイム)
6・レフト クリスティアン・ディアス(キュラソーネプチューンズ
7・ファースト クエンティン・デクーバ(ファエッセン・パイオニアーズ)
8・サード ニック・ウルバヌス(L&Dアムステルダム・パイレーツ)
9・センター シャルディマー・ダーンチ(キュラソーネプチューンズ
ピッチャー オーランド・インテマ(キュラソーネプチューンズ

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オランダの3試合目はキューバ。オランダはチャイニーズ・タイペイに6対5、続くキュラソーに10対6と2連勝中。一方のキューバチャイニーズ・タイペイに4対2、日本に13対5と同じく2連勝中。勝った方が予選ラウンドの首位通過が決まる注目の一戦です。

オランダの先発は地元ロッテルダムのチーム、ネプチューンズでもマウンドを預かるオーランド・インテマ。ここ数年は常にオランダ代表に選出されていて、2011年ワールドカップ優勝、13年WBCベスト4、14年欧州選手権優勝、15年3月日欧野球選出、11月のプレミア12の予備ロースターにも既に入っている29歳右腕。良い悪いが非常にハッキリしているピッチャー。球は重いもののストレートは140キロ程なので、丁寧に低めに集めて打たせて取るピッチングが出来るかが一つの鍵となります。

試合は1回表、オランダが先制します。2番スタイン・ファンデルメールを2塁、4番ジアニソン・ブークハウトを1塁に置き5番のダシェンコ・リカルド。完全に打ち取られた当たりにも関わらず、結果セカンドのタイムリーエラーとなりファンデルメールが生還。

そんなインテマ、今日は「良い」インテマが出ている様子。140キロ前後のストレートを中心に打たせて取るピッチングを見せます。初回に1点を失ったものの、その後もランナーは出すものの要所を締め5イニングを被安打7、60球で投げきります。普段のリーグではこのインテマ、1、2失点の好投でも勝っていなければ5イニングでマウンドを降ります。勝っている展開では7イニング投げてサヨウナラが彼のパターン。それが今日は1対1の同点で6イニング目もマウンドに上がったので、「珍しい、まだ60球だからかな…。」と思っていたら6イニング目に失点します。この回先頭の3番ユリスベル・グラシアルに初球を三塁線を抜ける2塁打で出塁を許すと、続く4番オズワルド・バスケスにレフトへ2ランホームランを打たれます。日本戦でも2本をかっ飛ばしたキューバの主砲が火を噴きました。1対3とキューバに勝ち越された時点でインテマ降板。この交代を見る限り、イニングとしてはもともと5回で替える予定だった模様。

変わってマウンドに上がったのはアーシュウィン・アシェス。しかし前回の日本戦同様、勢いづいたキューバを止める事が出来ず。1アウトしか取れず1失点でベリー・ファンドリールへ。ネプチューンズの中継ぎエースとして活躍をする昨年のオランダシリーズMVP男。このファンドリールは1安打を打たれ2失点するも、最後は好守に助けられこの回終了。なんとか流れを切る。結局キューバは打者一巡、5得点の猛攻。6回表に1点入れただけのオランダを突き放し2対6。

ビッグイニングを作る力ではオランダも負けてはいません。今大会の打線は長打は出ないもの単打を重ねる高打率打線。そのオランダが5失点の直後の7回表、これまで攻めあぐねていたキューバ先発フランク・モンティートが変わった途端、一気に試合をひっくり返します。先頭を1球で打ち取った後、デクーバ安打、ケンプ三塁打、ダーンチ四球、モスキート安打で2得点。ファンデルメールのセンターフライで2アウトになったものの更に粘りを見せ、ロンブリー安打、ブークハウト四球、リカルド三塁打、ランプ四球、デクーバ敬遠、ケンプ四球、押し出しで更に5点追加。この回一気に7得点で、9対6と逆転に成功。キューバはこの回で投手6人をつぎ込む大惨事となりました。

とはいえまだ3点差、キューバも望みを捨てていません。先頭の3番グラシアルが1–0からの2球目、低めの変化球をレフトスタンドへいとも簡単に運び2点差に詰め寄ります。するとオランダのヤンセン監督が早めに動き、わずか6球投げただけのファンドリールを諦めます。続いて出てきたのは初戦のチャイニーズ・タイペイ戦で途中から登板して見事勝ち投手となった、バイロン・コルネリッセ。足を上げる時に体を少し内側に捻り、スリークォーター気味に力強いストレート投げるオランダの若手エース。4番、5番、6番を三振、三振、サードゴロと完全に流れを断ち切ります。結局キューバの反撃もここまで。流れを再度引き寄せるべく、8回表に2点、9回表に1点追加し12対7。7回に好投したコルネリッセも8回裏をレフトフライ、セカンドフライ、三振とまた三人で打ち取り、9回裏を抑えのルーク・ファンミルに託します。ファンミルの3人で終わらせゲームセット。オランダの投手層の厚さが顕著に出た試合で3勝目を上げ、1位での予選突破を決めました。

9回裏オランダ代表ルーク・ファンミル


総評

今回のオランダは単打を重ね、徐々に流れに乗るチーム。キューバはホームランで火を点け、一気に流れに乗るチーム。その差が結果となって見えた試合でした。オランダはコツコツとヒットを打ち、また足もあるため凡打でもセーフとなったり、守備側の一瞬の判断ミスで塁に出たりと、なかなか途切れる事のない打線です。キューバはドカンとホームランや外野オーバーの長打で流れに乗りますが、大きく打ち上げる事でオランダの俊足外野陣の餌食になる事もあり、一度切れたらまた次の長打まで待つような状況。その点ではオランダはホームランを打たれた時点で投手を交代、相手に流れに乗せない事を非常にフォーカスした投手起用だったように思います。逆にキューバは6回を2失点、75球だったモンティートをなぜあのタイミングで変えたのか。今大会のレギュレーションでは、決勝トーナメントに進む上で予選1位と2位に違いはありません。つまり試合開始時点で既に2位以上がほぼ確定していた事で、深い勝負は避け、次の登板を考えての温存だったのかもしれません。決勝トーナメント初戦も両者の対決なので、好ゲームを期待します。

WPT 2015 日本 第3戦 vs チャイニーズ・タイペイ

2015-07-24 04:44:40 の記事です。

 

7月21日(火) 第3戦 vs チャイニーズ・タイペイ

日本 4-6 チャイニーズ・タイペイ
勝:PENG Shih Ying(チャイニーズ・タイペイ) 負:門前 侑太(日本)

日本先発メンバー
1・センター 堅田 啓太郎 大阪体育大・2
2・ショート 加藤 貴也 関西国際大・4
3・サード 上田 哲平 関西国際大・3
4・DH 畑 涼介 関西国際大・3
5・レフト 山本 柊作 天理大・2
6・ファースト 原田 和舞 関西国際大・4
7・セカンド 夏見 宏季 関西国際大・3
8・キャッチャー 大杉 勇斗 天理大・3
9・ライト 澤田 匡士志 帝塚山大・2
ピッチャー 門前 侑太 大阪体育大・1

日本の第3戦目の相手はチャイニーズ・タイペイ(以下タイペイ)。先日の韓国光州で行われたユニバーシアードでも日本と同時優勝したアジアのライバル。今回はそのユニバーシアードと、昨年のハーレムベースボールウィークメンバーの大学生年代を中心に構成。勢いのある若手メンバーを阪神タイガースでも活躍した郭李建夫(KUO LEE, CHIEN FU)が率いて出場しています。日本より1試合多く消化しているタイペイは既に3敗。日本はタイペイに勝って、2勝1敗で明日の地元オランダを迎えたいところです。

初回に早速日本が得点をします。この日前日の9番から1番に上がった堅田が出塁、すかさず盗塁を成功させ早々に得点圏にランナーを置きます。この日初スタメンの2番加藤もライト線に安打、盗塁を決め0アウト2、3塁。3番上田も1-1からライトオーバーの2塁打で続き、あっさり2点を先制します。

日本の先発は唯一1年生で選出の門前。春季リーグで防御率、勝利数と1位、最優秀投手賞を受賞したピッチャーです。その門前は初回2つの四球を出すも無失点。序盤3回を被安打1、無失点で終えます。

中盤はシーソーゲームの展開が続きます。台湾は4回裏にエラーで出たランナーを連打で返し2対1。対する日本は5回表、初回2点タイムリーの3番上田が右中間を破る3塁打で絶好機を迎えると、タイペイバッテリーのワイルドピッチで加点し3対1。5回裏はタイペイが連打でまた1点を返すと、日本も6回表に相手エラーと2安打で1点追加。4対2と初回と同じ2点リードで終盤3回を迎えます。

7回は共に無失点。日本先発の門前も7回を被安打5、失点2と先発の役割を果たします。しかし日本が無得点で終えた8回、その裏に突如タイペイ打線に捕まります。

先頭の3番YANG Tai Chunに一塁線を見事に抜かれ出塁を許すと、4番CHEN Yi Hungにライト前に運ばれ0アウト1、2塁とピンチを招きます。そのランナーを初球で確実に送られ、1アウト2、3塁とされると6番SU Chih Chienに内野安打で1点を返され、ついに1点差。その後満塁とされるものの、2アウトまでこぎつける。そして7回に守備固めで入った9番HSIAO Po Tingに、3–2とフルカウントから放った一球。一塁線を抜ける走者一掃のタイムリー3塁打。1点リードから一気に2点ビハインドに追い込まれる、なんとも痛い一撃を食らいました。頑張って投げてきた門前もここで與座に交代。決して調子は悪く無かっただけに、勝負とはいえ残念な結果となりました。

とはいえまだ2点差、最後の攻撃を1番から始まる好打順で迎えます。今日これまで3安打の堅田は空振り三振、加藤の代打、チーム主砲の田村強も空振り三振。3番の上田は最後のバッターとなる事を阻止すべくこの日3本目の安打で出塁するも、4番畑は初球をライトに打ち上げゲームセット。

総評

前日の試合同様、ビッグイニングが作れない弱さが出た試合となりました。
前日のタイブレークまでもつれこんだキューバ戦は13安打で5得点、イニング最多は2得点。この日のタイペイ戦は11安打で4得点、イニング最多は同じく2点。実際、この試合では1点を挙げた6回、その堅田のタイムリーの後は2アウトながら満塁でした。しかし加藤が初球を引っ掛けセカンドゴロ。あと一本の所であっさりと終わってしまう、なかなか大量得点を挙げる事が出来ない。全て結果論ではありますが、「ここで一本出ていれば」と出場している選手も、見ている日本ファンも思う試合でした。

夏見&上田
共に先発出場の関西国際大学3年生コンビ、左・夏見 宏季 右・上田 哲平
惜しい敗戦でしたが気持ちを切り替え、笑顔を作ってくれました

Ivan Lin with 陽岱鋼
日ハム陽岱鋼ユニフォームのオランダ在住のお兄さん
もちろんチャイニーズ・タイペイの応援です

ユニークなチャイニーズ・タイペイの応援

一休さん


ドラえもん

WPT 2015 日本 第2戦 vs キューバ

2015-07-24 00:45:15 の記事です。

 

7月20日(月) 第2戦 vs キューバ

キューバ 13-5 日本
勝:ホセ・ガルシア(キューバ) 負:坂本 龍聖(日本)

日本先発メンバー
1・サード 庄野 雄斗 大阪体育大・3
2・ファースト 渋村 涼亮 甲南大・3
3・キャッチャー 木村 侑輝 大阪体育大・4
4・ショート 田村 強 大阪体育大・4
5・DH 畑 涼介 関西国際大・3
6・セカンド 木戸地 一希 大阪体育大・4
7・レフト 三矢 大将 大阪産業大・3
8・ライト 澤田 匡士志 帝塚山大・2
9・センター 堅田 啓太郎 大阪体育大・2
ピッチャー 山本 竜也 天理大・3

初戦をコールド発進した日本の第2戦はキューバ。一時の圧倒的な凄みは無くなったものの、依然として世界のトップを走り続けるアマチュア最強国。今回の来蘭メンバーは全て国内リーグで編成。この試合1番のルルデス・ユニエルキス・グリエル(グリエル三兄弟の末っ子、DeNAでもお馴染み)の21歳から、4番アリエル・ボレロ(06年WBC代表)の40代前半まで幅広い世代から選出。国際舞台では常に顔を合わせる世界の強豪相手に、日本の大学生チームがどこまで戦えるか。注目の一戦です。

日本の先発は山本竜也投手(天理大・3)。140キロ前後のストレートを武器に、今春のリーグでは防御率1.50と安定した成績を残した右腕。

山本 竜也 vs ルルデス・ユニエルキス・グリエル


先制したのは日本。2回裏に相手のフィルダースチョイスとエラーで2点を先制。しかしその直後の3回表、8番オズワルド・バスケスの2ランホームランで同点に追いつかれると、4回表にもヒット4本を許し4–2と2点ビハインドの展開に。日本も負けじと5回裏、併殺の間に1点を返し4–3。7回裏には8番澤田の代打山本が内野安打で出塁すると、2番渋村の代打上田がライト一線の3塁打。代走小中が生還し、4–4の同点に追いつく。代打、代走がキッチリ仕事を果たす中野采配が見事的中。

5回以降は共にチャンスを作るもあと一本が出ず。9回表もこの回からマウンドに登った坂本が三者凡退に抑える好投。理想的な流れで最終回9回裏の日本の攻撃を迎えます。その9回は先頭の7番三矢がセンター前で出塁、8番小中がサードにセーフティーバントを決め好機を広げる。続くはこの日2安打の9番堅田。しかしキューババッテリーは勝負を避け敬遠。0アウト満塁、1点でも入ればサヨナラの場面。ほぼ試合は決まったかに思われました。しかしここからホセ・ガルシアが覚醒。1番庄野、2番上田、3番木村を三振、三振、ニゴロに打ち取り、ピンチを切り抜ける。日本としては1番からの好打順で何も出来ず、なんとも惜しまれる場面。

10回は共に1安打するものの無得点。11回から0アウト1、2塁から始まるタイブレークに突入。1アウト後の1アウト1、2塁で8番オズワルド・バスケス。そのバスケスが初球一線、左中間に豪快にホームランを放つ。タイブレークの3点差はまだ十分に逆転の可能性は残されているが、完全に勢いづいたキューバに飲まれる。この後長短含む7連打を浴び、この回一挙9点差をつけられ勝負あり。ピッチャーを変えても、キャッチャーを変えても止める事が出来ず。場内の雰囲気、そしてキューバの勢いの怖さを痛感。その後の攻撃で1点を返すも13対5で敗戦。日本の通算成績は1勝1敗となった。

総評

ミスはキューバの方が多かったものの、日本にも牽制死や走塁ミスなどが見られました。通常であれば難なくこなしそうなプレーにミスが出る所が、国際大会という舞台なのかもしれません。そしてやはり9回裏が決定的でした。0アウト満塁から1点も取れなければ、敗戦という結果も仕方が無い。一発勝負のトーナメントでは、普段は打てなくても試合を決める一発を打てる選手。漠然とした表現ですが、俗に言う何かを起こせる選手が出て来ない限りは最後は負けてしまう、そう感じた試合でした。

日本試合前BP
試合前打撃練習

MLBスカウト
キューバ目当てのMLBスカウト

Team NL
オランダ代表

WPT 2015 日本 初戦 vs キュラソー

2015-07-22 22:15:30 の記事です。

 

7月18日(土) 初戦 vs キュラソー

キュラソー 2-12 日本
勝:與座 健人(日本) 負:ニック・フェルトカンプ(キュラソー

日本先発メンバー
1・サード 庄野 雄斗 大阪体育大・3
2・レフト 三矢 大将 大阪産業大・3
3・キャッチャー 木村 侑輝 大阪体育大・4
4・ショート 田村 強 大阪体育大・4
5・DH 上田 哲平 関西国際大・3
6・セカンド 木戸地 一希 大阪体育大・4
7・ファースト 原田 和舞 関西国際大・4
8・センター 堅田 啓太郎 大阪体育大・2
9・ライト 小中 悠平 天理大・4
ピッチャー 與座 健人 関西国際大・4

日本の初戦はキュラソー。オランダに詳しい人以外には馴染みの無い名前ですが、オランダ王国の構成国の一つでカリブ海に浮かぶ島国です。ここオランダにはキュラソー出身のオランダ人も多く、野球でもオランダ代表の約半分がキュラソー出身。日本でもお馴染みのウラディミール・バレンティン東京ヤクルト)、アンドリュー・ジョーンズ(前楽天)、MLBの鉄腕ショート、アンドレルトン・シモンズ(アトランタ・ブレーブス)など日米で活躍する選手も数多くいる隠れた人材輩出国です。

日本ではよく、キュラソー出身者が活躍するオランダ代表について「オランダ人でない」など耳にしますが、キュラソーの人は生まれた時からオランダ国籍、立派なオランダ人です。成人してから二重国籍を得たわけではないので、ルーツが違うだけで実質オランダ人ではないと言われる事は、個人的には少し言い過ぎのような気がしています。

少し話が逸れましたが今回はそのキュラソーが単独チームで参加。オランダ代表のキュラソー系選手は皆オランダ国内でプレーする選手。このキュラソー代表はある2名を除いて、全員キュラソー国内でプレーする選手です。

その二人はライリー・レヒト内野手と、ニック・フェルトカンプ投手。どちらも長年オランダ代表で戦った名選手で、現在もオランダ国内でプレーしています。今大会は本国オランダとキュラソーの交流事業も兼ねており、彼ら二人がキュラソー代表として出場する事になりました。今年からここロッテルダムを本拠地にするヨーロッパナンバーワンクラブのロッテルダムネプチューンズが、キュラソーからの資本が入り「キュラソーロッテルダムネプチューンズ」となったようにキュラソーとの交流が加速しています。日本戦では両選手とも4番サード及び先発ピッチャーとして出場しました。

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日本の先発は與座健人投手。今春リーグでは50イニングに登板、5完投を記録。140キロを超える伸びのある速球を武器に、リーグ最多奪三振を記録。今大会は背番号18を背負い主戦を勤めます。

日本はその與座投手を中心に守りの野球を見せます。1回、2回と立ち上がりに連打を浴び2点を献上するものの、その後は危なげないピッチングを披露。3–5回を被安打2にまとめ、最終的に7イニングを89球で投げきります。

攻撃面では出塁したランナーをキッチリ送り、それが相手のフィルダースチョイスを誘発。記録上はフィルダースチョイスでも、バント安打に近いものも多く、長打は出ないものの確実に得点を積み重ねます。ハイライトは5回裏の攻撃。9番の小中から、1番庄野、2番三矢、3番木村、4番田村と5連打。4点を追加し、2対10とこの時点でほぼ試合が決まりました。

終わってみれば2対12の7回コールド、圧勝で見事初戦を飾りました。

総評

注目の開幕試合を、先発の9人+DHの10人のみで戦い抜きました。相手のキュラソーは攻守共に荒さが目立ちました。また先発の與座投手のピッチングを見る限り、3回以降は危なげなく、早い段階で勝ちが見えました。初戦の戦い方はいつも難しいものですが、この試合の最後、試合が決まってからでも次の日に出る予定のメンバーを出場させても良かった気がします。彼らにとっては経験の少ない国際大会なので、フルスロットルを要求される前に少しでも慣れておけば、と思うからです。

とはいえ、若いチームの良い雰囲気が出た試合でした。この流れに乗って、次のキューバ戦も良い試合になる事を期待します。





WPT 2015 開幕 日本代表(阪神大学野球連盟選抜)ロースター

2015-07-22 21:26:33 の記事です。

 

日本代表チーム

7月18日(土)にオランダ・ロッテルダムロッテルダムファミリースタディオンで開幕したワールドポートトーナメント。2009年•第12回大会以来の参加となる日本は、阪神大学野球連盟選抜が日本代表(Hanshin Japan)として参加。その日本と対するのは開催国オランダを筆頭に、キュラソーオランダ王国の構成国のひとつ)、キューバチャイニーズ・タイペイ。国際大会では必ず目の前に立ちはだかる世界の強豪に、日本の大学生チームがどこまで検討するのか注目が集まります。

阪神大学野球連盟

阪神大学野球連盟は関西5連盟の中でも加盟大学数が多く、大阪府兵庫県奈良県の計18大学で構成されています。今大会は1部リーグ6大学、大阪体育大学関西国際大学天理大学帝塚山大学大阪産業大学甲南大学から選抜した24名を、大阪体育大学の中野和彦監督が率い、木戸地一希主将のもとチーム一丸となって大会に臨みます。

Team Hanshin Japan

団長
井本 康則 YASUNORI IMOTO 連盟理事長

監督
中野 和彦 KAZUHIKO NAKANO 大阪体育大

コーチ
藤原 忠理 TADAMASA FUJIWARA 天理大
中川 徹 TORU NAKAGAWA 帝塚山

投手
與座 健人 KENTO YOZA 関西国際大・4
田村 凌太郎 RYOTARO TAMURA 大阪体育大・3
太田 洵 MAKOTO OTA 帝塚山大・4
山本 竜也 TATSUYA YAMAMOTO 天理大・3
中川 一斗 KAZUTO NAKAGAWA 天理大・2
服部 僚亮 RYOHSUKE HATTORI 天理大・2
坂本 龍聖 RYUSEI SAKAMOTO 大阪産業大・2
門前 侑太 YUTA MONZEN 大阪体育大・1

捕手
木村 侑輝 YUKI KIMURA 大阪体育大・4
畑 涼介 RYOSUKE HATA 関西国際大・3
大杉 勇斗 YUTO OHSUGI 天理大・3

内野手
原田 和舞 KAZUMA HARADA 関西国際大・4
渋村 涼亮 RYOSUKE SHIBUMURA 甲南大・3
木戸地 一希 KAZUKI KIDOJI 大阪体育大・4
夏見 宏季 HIROKI NATSUMI 関西国際大・3
庄野 雄斗 YUTO SHONO 大阪体育大・3
上田 哲平 TEPPEI UEDA 関西国際大・3
田村 強 TSUYOSHI TAMURA 大阪体育大・4
加藤 貴也 TAKAYA KATO 関西国際大・4

外野手
小中 悠平 YUHEI KONAKA 天理大・4
三矢 大将 HIROMASA MITSUYA 大阪産業大・3
堅田 啓太郎 KEITARO KATADA 大阪体育大・2
山本 柊作 SHUSAKU YAMAMOTO 天理大・2
澤田 匡士志 MASATOSHI SAWADA 帝塚山大・2

スコアラー
藤原 拓 TAKU FUJIHARA  学生委員長

トレーナー
川端 典邦 NORIYUKI KAWABATA 天理大

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